VODでアニメ視聴する人のためのブログ「あにまんど」の管理人(@anime_VOD)です(`・ω・´)
趣味が近い人と話すとき「アニメが好き」と言うと、最近「今期何見てる?」って聞かれることが多いんだけど、その質問には本当に「イラッ☆」とします(ランカ自重
いつからオタクは「流行」なんてものにとらわれる「つまらない」存在に成り下がってしまったのだろうか?
「今期何を見てる?」じゃねーよ。オタクなら「何のアニメが好き?」「どうして好き?」だろうが。
目次
「流行」という狭い檻から抜け出せ
1クールに20本もアニメを見る必要はない
誰が考え出したのかは知らないけれど、理想の「アニメオタク」像として「今期のアニメはすべて網羅、1クールに20本以上見ている」という人物が描かれることがあります。
アニメを見るオタク(イメージ図) ©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会
今期のアニメをすべて網羅してこそ強いオタク。1クール数本とかニワカかよ。…そんな言い方をする人だっているぐらいですからね。
自分は大学生のころ、2年ぐらいアニメとそういう風な関わり方をしていたことがありました。でもそんなアニメとの関わり方ってしんどくないですか?
- 同じアニメ趣味の人と話を合わせるためだけに、おもしろくないアニメを視聴している
- いつの間にか、アニメを「消化」することがノルマ、義務感となっている
- 毎週見ていたはずなのに、1年前にやっていたアニメの内容をほとんど覚えていない
- アニメをたくさん見すぎて、キャラ名じゃなくて声優の名前しか出てこなくなっている
このなかで1つでも当てはまっていたらそろそろヤバい。誰かが勝手に作り出した「流行」という狭い檻に、閉じ込められつつあります。
あなたは、そんな風にアニメを見ていて楽しいですか?充実していますか?
そもそもアニメは「おもしろい」ものであるはず。それなのに「楽しい」よりも「消化、義務感」といったものが先行しているなら、もう既にアニメとの関わり方が十分に破綻していると言えるでしょう。
好きなアニメ5本ぐらいに絞ろう
仮に1クールに20本のアニメを見ているとすると、1日3本ほどのペースでアニメを見ていかなきゃいけないことになる。 それはさすがに多すぎる。さっきから何回か言ってるように、それじゃ「消化」にしかならないんです。
1クールが終わったとき、視聴した20本のなかで「いいアニメだった!もう1周したい!」と感じるアニメはせいぜい数本ぐらいではないだろうか?
最近「いいアニメだった!」と思ったのはこれです ©2017 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!
それだったら、最初からおもしろそうなアニメ数本に絞っておけばいいんですよ。「見返したい」と思えないレベルのアニメなら最初から見なくていい。
個人的な感覚で言えば、5本も見てりゃ十分ですね。
あえて「流行遅れ」になってみよう
自分は中学生ぐらいのとき「流行についていく」ために必死こいでた時期がありました。
- 流行りの音楽を聞いて
- 流行りのテレビ番組を見て
- 流行りの言葉を使う
でも、そんな生活は1年も続かなかった。理由は簡単で、自分の興味を持てないものに時間やお金を使いたくなかったから。
だからアニメの世界に来たときはちょっと感動しました。「オタク」と呼ばれる人たちは、みんなそれぞれに好きなものが違っていて、それでもお互いの趣味の領域を尊重している。
「同じものを見て、同じものを好きになる」ことが要求されない世界なんだ!…と感じ、すごく居心地がよかったのだった。
ここはユートピアなのか… © 2017 市川春子・講談社/「宝石の国」製作委員会
それがどうだ。
いまやアニメ業界がメディアを通じて「同じものを見て、同じものを好きになるべし!」と喧伝し、それに踊らされた新参アニメファンが「オタク」を気取り始めている。
それでは結局、リア充どものマスカルチャーと大差がないではないか。そんな窮屈な世界をこっちにまで持ち込まないでほしい。「流行遅れ」上等。 自分の好きなものは好き。知らないものは知らない。それでええやん。
自分の人生を生きよ
業界人が「流行」を生み出そうとするのには、それなりの理由がある。
- 出版社もアニメ制作会社も、新作を出さなきゃ儲かりません。そして儲からなければ倒産します。
- 役者さんだって、仕事が必要です。
- まとめサイトの管理人は、旬のネタがほしいでしょう。
こうして、商業界全体が手を組んでこう叫ぶわけだ。
「 「 流行に遅れるな! 」 」
しかし、コンテンツを享受する側(わたしたち視聴者側)としては全く関係ない話です。流行に遅れたことによるデメリットは「共通の話題についていけないこと」ぐらいでしょ。
無理して共通の話題を作らなきゃいけないなら、最初からそういう人とは関わらなくていい。人に合わせんな。自分の人生を生きるんだ!(大げさ
スポンサーリンク
オタクなら「好き」をつらぬけ
オタクであるなら、好きなものをとことんまで貫くべし。
そもそも「みんなと同じものを見る」という時点で間違っている。オタクならわかり合えないくらいがちょうどいい。我が道を突っ走るべし。

それではまた〜。